【就労継続支援B型事業所】フランチャイズに加盟する意味はある?注意点やメリット・デメリットも解説!
2025.01.24 #就労継続支援B型#経営について#障がい福祉についてこの記事の目次
就労支援B型事業所を開業したい!フランチャイズは加盟するべき?
就労継続支援B型事業所を新たに立ち上げる際、フランチャイズへの加盟を検討する方も多いのではないでしょうか。
フランチャイズに加盟することで、事業運営に必要なノウハウを短期間で学べたり、ブランド力を活用して利用者を集めやすくなるというメリットがあるとされています。
しかし、実際にフランチャイズに加盟することが本当に意味があるのかどうか、慎重に考える必要があります。
フランチャイズ加盟のメリット
フランチャイズに加盟する最大のメリットは、運営ノウハウやサポートを受けられる点です。
就労支援B型事業所の運営には、利用者への支援計画の作成、行政とのやり取り、福祉サービスに関する法的な知識など、専門的な知識が求められます。
経験が少ない場合、フランチャイズ本部の提供するマニュアルやシステム、研修を活用することで、効率的に事業を軌道に乗せることができるかもしれません。
また、フランチャイズ本部が持つ看板、ブランド力により事業所の認知度が上がり、利用者やスタッフの確保がスムーズになる可能性もあります。
フランチャイズ加盟のデメリット
一方で、フランチャイズ加盟には大きなコストが伴います。
加盟金やロイヤリティ、さらには初期投資の一部を本部に支払う必要があるため、収益の多くが本部に吸収される可能性があります。
これは特に、就労支援B型事業所のように利益率が高くない事業において、経営を圧迫する大きな要因となります。
また、フランチャイズ本部のルールや指示に従わなければならないため、自分の事業運営に自由度がなくなる場合があります。
地域の特性や利用者のニーズに合わせた柔軟な対応がしづらくなることで、事業所としての魅力が薄れてしまうことも考えられます。
さらに、フランチャイズ本部が提供するノウハウやサポートが必ずしも質の高いものとは限りません。
一部のフランチャイズでは、ノウハウが汎用的で、個別の事情に対応できない場合もあります。これでは高い加盟費用に見合った価値が得られない可能性があります。
自力で運営する選択肢のメリット
フランチャイズに加盟せず、自力で就労支援B型事業所を運営する選択肢もあります。
この場合、加盟金やロイヤリティといった余分なコストがかからず、収益をすべて自事業所の運営に活用することができます。
また、自分自身で事業計画を立てることで、地域の特性や利用者の声に細かく応えることができます。
もちろん、自力運営には専門知識や経験が必要ですが、近年は自治体や福祉団体が無料で提供している研修や情報共有の場も増えており、こうしたリソースを活用することで、効率的に運営ノウハウを学ぶことが可能です。
また、他の事業所とのネットワークを築くことで、フランチャイズに加盟しなくても有益な情報を得られるケースも少なくありません。
結局加盟したほうがいいの?
フランチャイズへの加盟は一見魅力的に見えるかもしれません。
しかし、実際には高額なコストや自由度の制限といったデメリットが大きく、加盟による利益が限定的である可能性が高いです。
一方で、自力で運営する選択肢を取れば、コストを抑えつつ自分たちの理想や地域の特性に合った事業所を作り上げることができます。
専門知識の習得やネットワークの構築に多少の労力が必要ではありますが、長期的に見て事業の安定性や利用者様からの満足度を高める選択肢となります。
そのため、弊社ではフランチャイズに頼らず自力で運営することをおすすめしています。
フランチャイズ業者にお金を払ったけど立ち上げできなかった。どうすればいい?
弊社が過去に障害者グループホーム開業支援を行っていたとき、新規のお客様からこんなご質問がありました。
『フランチャイズ業者にお金を払ったけど、色々あって結局立ち上げができませんでした。どうすればいいんでしょうか?』
この質問をいただいたのは一度ではありません。別の方で「1,000万円払ったけど進まなかった」という方もいらっしゃいます。
実は、弊社が障害福祉事業の立ち上げ支援サービスを始めた経緯もここにあります。
弊社は以前、介護事業のデイサービスを始めた際に、フランチャイズを使いましたが、そのときに「福祉事業においてフランチャイズのメリットはない」とわかりました。
弊社のグループホームと就労支援B型事業所は自助努力で立ち上げ、黒字経営を継続し、自立支援も順調に進んでおります。
冒頭で解説した通り、一般的にフランチャイズのメリットはマニュアルやシステム、看板やブランド力といわれています。
例えばコンビニエンスストア経営では、セブンイレブンという看板の強さがあり、POSレジや物流というシステムがあるから、フランチャイズにメリットがあります。
介護領域も障がい領域も、営業は個人の信頼関係。看板が大きいからと入居者が集まることはありません。
また、システムは国保の請求システムがあるため、必要ありません。
日々の記録の仕方や運営方法にノウハウがありますが、自社の実態に合わせて組み立てる必要がありますし、エクセルやクラウド管理で十分です。
共通のシステムを使う必要はありません。
弊社は多額の手数料や加盟金は一切なく、「自分の力で頑張りたい」という開業希望の方を誠実に支援させていただいております。
就労継続支援B型 開業支援サービスはじめます!
フランチャイズを検討されている方、ちょっと待ってください!
2020年からスタートし、合計30社以上の障がい者グループホームの立ち上げ支援を行ってきた福祉経営サポートセンターで
このたび新たに『就労継続支援B型事業所立ち上げ支援サービス』を開始します!
「最短◯ヶ月で黒字化可能!」
「申請などの面倒な手続きを代行します!」
「ゲームをするだけで工賃が貰えるので利用者さんが集まりやすく定着率が高い!」
といった『簡単にはじめられて儲かる』ような内容を謳う立ち上げ支援団体やフランチャイズが近年増え始めています。
B型事業所の運営は、基盤となるビジネスをしっかり作り込み長期的に安定した運営を行うこと、
その上で利用者様が自立に向かって働けるよう意味のあるお仕事を提供することが非常に重要です。
企業側が利益を生むためだけに意味のないお仕事で利用者様を囲い込むことは
利用者様の自立に繋がらず障害福祉サービスとの在り方として全く本質的ではありません。
きちんとしたサービス提供を目指している事業者様がこのような団体の支援を受け後悔することのないよう
弊社では運営側の視点で地に足のついたB型事業所の立ち上げ支援を行います。
正式なサービススタートは2025年春ごろを予定しておりますが、支援開始前に弊社が運営するB型事業所見学会を開催いたします!
B型事業所ってどんなところ?まずは実際に見てみるのが一番早いです!わからないこと、現地でしっかりご質問にお答えします。
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