【経営者必見】障害者グループホームのコンサル会社の選び方~4つのポイント~

2023.12.02 #グループホーム(共同生活援助)#経営について


障害者福祉事業の活発化にともない、コンサル会社も複数出てきている昨今。障害者グループホームも例外ではなく、コンサル会社に開業支援を依頼する経営者が増えてきています。しかし、「コンサルって本当に必要?」「悪質なコンサル会社がいると聞いて不安…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は障害者グループホームを開業する方に向けて、コンサル会社の必要性や選び方を紹介します。

障害者グループホームのコンサルとは?

障害者グループホームを開業するためには、障害者総合支援法に定められた各種基準を満たした上で、「指定申請」という手続きを行う必要があります。その上、消防法や建築基準法などにのっとった建築物の確保、設備の整備も必要です。資金集めのために、融資申請をすることもあるでしょう。

このような開業準備には、複雑な法令を理解した上で、説得力のある正確な書類を作成することが求められます。しかし、福祉事業の開業や経営の経験がない方にとっては、非常にハードルが高いものばかりです。

コンサル会社では、各種書類の作成はもちろん、煩雑な手続きもサポート。入念なマーケット調査によって、より収益性の高い開業予定地を選定できるメリットもあります。

また、コンサル会社によっては、安定的な経営のために必要な採用・集客活動を支援してくれるところも。もちろん、その分費用はかかりますが、障害者グループホームは収益性の高い事業であるため、立ち上がりを早くすることで、早期に回収することができます。

福祉業界や経営のノウハウがないという方は、開業準備の段階でつまずくことがないよう、そして開業後も困ることがないようにコンサル依頼を選択肢に入れることをおすすめします。

障害福祉系コンサル会社の選び方

では実際に、どのようなコンサル会社を選べば良いのでしょうか。ここでは、障害者グループホームをはじめとした障害福祉事業が意識したい「コンサル会社の選び方」を4つ紹介します。

Point1.コンサル会社が対応する範囲

一言で「障害福祉サービス」といっても、その種類はさまざま。障害者グループホームや障害者支援施設などの入所系サービスをはじめ、就労継続支援や生活介護などの通所系サービス、居宅介護や重度訪問介護などの訪問系サービスがあります。

コンサル会社を選ぶ際には、開業・運営を考えている事業に対するコンサルが可能かを第一に確認しましょう。また、先程お伝えしたように開業支援だけでなく、開業後の経営支援もできるかという点も確認しておきたいところです。特に、採用や労務管理、集客は開業後に「なかなか上手くできない」「忙しくて手が回らない」と悩む方が少なくありません。

弊社では開業準備はもちろん、開業後の経営についても包括的にサポート致します。弊社の開業支援について詳しく知りたい方は、こちらをぜひご覧ください。

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Point2.コンサル会社の実績と経歴

次に確認したいのが、コンサル会社の実績と経歴です。実績が多ければ、それだけ口コミなどによる評判が良く、新規相談者の流入や既存相談者からのリピートが多いことが分ります。ほとんどの場合、実績はコンサル会社のホームページに掲載されているため、その数や実際に利用した方の声などを参考にしてみましょう。

また、実績だけでなく、企業として福祉事業を展開しているかもポイント。行政書士や税理士などの士業が開業支援を行っている場合もありますが、実際に障害福祉サービスを経営しているところはやはりノウハウあります。特に、自分が開業したい事業を実際に経営しているコンサル会社があれば、非常に心強いです。

Point3.費用と相場

コンサル依頼する際には、それなりの費用が必要になります。障害福祉サービスの開業支援では、100~200万円ほどが相場。この金額よりも大幅に外れるようなコンサル会社であれば、コンサル内容と費用がつりあっているか、よく確認しましょう。

また、部分的なコンサルであれば数万から可能な場合も。必要に応じて、複数のコンサル内容をカスタマイズするのも1つの方法です。

Point4.コンサル会社との相性 

ある意味で最も大切になってくるのが、「コンサル会社との相性」です。コンサルを受ける中で繰り返されるコミュニケーションが上手くいかないと、開業自体つまずくことになりかねません。

また、コンサル会社によって開業や事業展開における考え方や方針が異なります。自分の目指すビジョンとコンサル会社の方針が合致するかという点も、コンサル会社を選ぶ指標の1つとなるでしょう。

例えば、「お金第一⇔儲けることではなく、利用者のことを第一に考える」「開業準備は丸投げ⇔書類作成も手続きも、二人三脚で進めていく」など、方針次第で全く異なった運営スタイルになります。

弊社の開業支援では、事業者自身の自立・自走支援を軸に、収益性と社会性の実現を目指したコンサル内容となっています。弊社のコンサルについて詳しく知りたい方は、こちらもぜひご覧ください。

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こんなコンサル会社には要注意

コンサル会社の中には、高額な料金を求めるにもかかわらず、契約期間が短かったり、コンサル内容が不十分であったりするところもあります。時には、コンサルを追加するなら…と更に高額な費用を請求する「ブラックコンサル会社」も。

このようなコンサル会社に引っかからないよう、事前に費用とサービス内容の範囲をしっかり確認することが大切です。

また、「手続きも書類作成も、すべて丸投げでOK!」とうたうコンサル会社もありますが、開業や経営はそれほど甘いものではありません。丸投げしたときは良くても、コンサル契約が終了したとたん、右も左も分からずに困るのは経営者自身です。最悪の場合、廃業となる恐れも。

さらに、丸投げしてしまうとコンサル会社の動きが不透明になり、いざ何かあったときの対応が遅れてしまいます。長期的に安定した運営を進めていきたいのであれば、経営者自身も開業・経営について積極的に学ぶ・行動するという姿勢が大切になってくるでしょう。

弊社では、経営者と二人三脚で開業準備を進めていきます。障害者グループホームのコンサル会社をお探しの方は、福祉経営サポートセンターまでぜひご相談ください。