【設備や暮らしから見る】アパート型、戸建て型、サテライト型グループホームの違い

2021.06.30 #グループホーム(共同生活援助)#サービス種別解説


グループホームにもさまざまな居住形態がある

グループホームは共同生活援助施設とも呼び、障害福祉サービス受給者証を持っている方が入居できます。

主に住宅地に設置され、地域社会や住民と交流の機会を確保し、地域社会への自立をサポートすることが目的です。

グループホームは、基本的に戸建て住宅のような建物で共同生活を行います。

しかし、入居者によっては一人暮らしに近い形での支援を望む方も少なくありません。

そのようなニーズに応じて、グループホームにはアパート型やサテライト型と呼ばれるような形があります。

それぞれの違いを見ていきましょう。

戸建て型は一般的な共同生活を行うタイプのグループホーム

戸建て型は一戸建ての建物で、介護スタッフの支援を受けながら共同生活を営むことができる居住施設です。

スタッフは24時間体制、かつ、交代制で入居者の生活をサポートしています。

就寝時はそれぞれの個室で過ごしますが、居間や食堂、トイレ、浴室などは共同です。

戸建て型グループホームは、消防法上「寄宿舎」として扱われます。

そのため、既存の戸建て住宅をグループホームとして利用するには、廊下幅の改修や防火間仕切りの追加工事などが必要です。

市町村によっては、事業者の経費負担を軽減するための措置が講じられていることがあります。

アパート型は1人暮らしのような生活ができるタイプ

アパート型は、マンションやアパート等の個室で1人暮らしのような生活を送ることができる居住施設です。

居室は完全独立型であり、それぞれ玄関・キッチン・トイレ・浴室が備え付けられています。

居室の水道光熱費は個人契約となる点が、戸建て型グループホームと大きく違うところでしょう。

また、他利用者と交流できるスペースもありますが、基本的には単身生活の練習として利用する方が多いです。

「自立度が高いが、いきなり1人暮らしは不安」という方にぴったりなグループホームといえます。

サテライト型は戸建て型とアパート型の間のような存在

サテライト型は、戸建て型とアパート型の中間のようなスタイルのグループホームです。

サテライト型では「本体住居」と「サテライト型住居」という2つの住居を行き来する形となります。

つまり、共同生活を送りながらも、1人暮らしに近い経験も得られるということです。

具体的には、サテライト型住居に入居者の居室があり、主に夜間や休日はそこで生活します。

そして、食事や余暇活動の参加時にはサテライト型住居から近い場所にある本体住居へ行くのです。

どちらかというと、サテライト型はアパート型よりも共同で過ごす時間が長いといえるでしょう。

入居者の希望に添えるように利用方法の選択肢が広がっている

グループホームには戸建て型、アパート型、サテライト型の3つの形があることが分かりました。

それぞれのメリット・デメリットをよく理解し、入居者に寄り添ったサービスを提供していきましょう。

※クリック・タップで拡大